一般歯科|稲沢市の歯科「医療法人明枝会 スマイルデンタルクリニック」

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一般歯科
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大人と子どものむし歯治療

当院の一般歯科では、大人の方から小さなお子様まで、むし歯でお悩みのあらゆる患者さんからのご相談に対応しております。むし歯で歯が痛むときや、歯周病によってお困りになっている患者さんの症状に対応いたします。我慢できない痛みが続いていたり、お子様の様子がおかしい場合は、できるだけ早めにご来院ください。

むし歯の治療

そもそもむし歯とは

口に中に存在している細菌が、糖を利用して酸へと変化し、そのせいで歯が溶けてしまう症状のことをむし歯と呼びます。
むし歯はごく一般的な病気とされていて、風邪と同じように年齢を問わず誰でもかかってしまう可能性があります。とくに歯がはえ始めの頃は、まだ歯が柔らかいためにむし歯になりやすく、未成年の方の、歯の頭の部分のむし歯(歯冠う蝕)が多くなっています。逆に年齢を重ねると、歯の残っている本数が減り、根っこのむし歯が増えていく傾向にあります。

むし歯の進行度

むし歯の進行度を分類すると、C0・C1・C2・C3・C4と分類されています。
症状として、C0は歯質の不透明感や白斑・色素沈着が認められるが齲窩が確認できない状態のことを言います。

  • C1

    歯の一番外側にある組織・エナメル質に限ってう蝕がある状態をC1と呼びます。この状態ならまだ対策次第ではC0に戻すことができるとされています。

  • C2

    エナメル質の下に存在する象牙質までう蝕が進行している状態をC2と呼びます。冷たいもの・熱いものが歯にしみるようになり、歯に黒い筋が出てきていることが肉眼でもわかるようになります。

  • C3

    象牙質の下にある歯髄にまでう蝕が進行してしまっている状態になるとC3です。歯髄というところには神経や血管が通っているため、ここがう蝕されるとかなりの痛みを発症します。また、大きな穴が歯の表面にあきます。

  • C4

    むし歯によって歯ぐきから上がほとんど溶けてしまっている状態、それがC4です。ここまでくると歯の根元や歯ぐきから膿が出たり、痛みがさらに増悪し、頬が腫れてしまう場合もあるほどです。

歯の神経まで感染した状態を放置し続けると、歯質の崩壊は著しくなり、根っこの先まで細菌感染が至る結果となり、歯根膜炎(根っこの先の部分の炎症)を引き起こすことによる拍動感を伴った鈍痛が生じることがあります。

むし歯治療の方法

むし歯をどのように治療していくか、その方法はむし歯の進行度によって変わってきます。
ただ一つ共通しているのは「取り除く」という治療を行うことです。すでに歯に穴が開いてしまっているなら、自然治癒はもちろん不可能になります。しかし、エナメル質の脱灰があまり進んでおらず、穴にもなっておらず表面の色が変わっている程度なら、もう一度石灰化して、元の健康なエナメル質に戻すことができます。ただ、一度でも細菌の悪影響を受けた歯は、きちんと細菌を除去することが大切です。

C1の治療

C1の場合は、よく歯磨きをすれば進行を防ぐことができます。16歳未満の子どもの場合は、歯の溝にフッ素が入ったシーラントを填塞することもあります。むし歯になる前に歯の溝を埋める予防処置です。この治療は半年ほどで効果がとれてしまうこともあるので、再度填塞が必要になる場合もあります。

C2の治療

C2の場合は二つにわかれ、小さなむし歯の場合はむし歯の部分を削り、歯と同じ色をした補修材を充填します。これが「詰める」という治療です。大きなむし歯の場合は、むし歯の部分を削り、削った部分に銀歯をはめ込みます。

C3の治療

C3以上になってくると、歯の神経を取り除くという治療も必要となってきます。
C3の治療は、根っこの治療をする必要があります。神経がある場合は神経を取り除き、根っこの治療をします。神経がない場合は、そのまま歯の根っこの治療をします。どちらもきちんと消毒して根の先がきれいになったら、歯髄があった場所に薬を入れて、銀歯をかぶせるための土台を作ります。そして、被せるための銀歯の型取りを行います。保険治療では銀歯は奥歯の場合は歯全体を覆うタイプのもので、前歯については「前装冠」という見える部分のみ白いプラスチックで舌側は銀歯のものがあります。そのほかにも部位によっては全体が白い被せ物であるCAD/CAMというハイブリッドレジン冠が使用できる場合もあります。

C4の治療

C4の場合は、歯がほとんど溶けてしまっている状態なので、歯を抜く必要があります。重症に陥る心配もあるため、場合によっては抗生物質を服用することもあります。

妊娠中の患者さんへの対応

妊婦さんのお口の変化

妊婦さんはつわりや体調の変化等で歯みがきがおろそかになることで虫歯や歯周病の原因となるプラークが溜まってしまったり、妊娠中で出される女性ホルモンを栄養とする細菌により歯周病を発症させたりと、歯周病にかかっている女性は「早産」「低体重児出産」の危険性が非常に高いというリスクが報告されています。お母さん自身・生まれてくるお子さんのために歯科検診を受け虫歯・歯周病の早めの発見・治療(時期によっては応急処置のみとなる場合があります)、口腔ケアの知識と方法を身につけてお口と全身の健康を守りましょう。

妊婦さんへのX線撮影

むし歯が進行している場合、歯医者でX線のレントゲンをとることがあります。この場合心配するのが妊婦さんです。ですが、歯医者でのX線のレントゲンは口の中に当てるため、おなかに直接あたることはありません、また被曝を防ぐために鉛のエプロンを首からかけレントゲン撮影を行います。歯科での検査で受ける放射線の被爆量はごくわずかの為、妊娠していることを知らずに撮影したとしてもそれほど気にしなくて良いレベルのようですが、撮影したことで気持ちがもやもやするのであれば、歯科医師に相談してください。

妊婦さんへの麻酔

もう一つ、妊婦さんが不安に思うことは麻酔の使用だと思いますが、歯科治療で使用される麻酔は局所麻酔ですし、使用量も少量なので胎児への心配はありません。しかし以前歯科麻酔をして体調が悪くなった、じんましんがでた等の症状がある場合は必ず歯科医師にお伝えください。

小児歯科

小児歯科とは

一般的に、成人するまでの患者さんの歯の状態を診る歯科のことを小児歯科と呼びます。ただこれは歯科医院によって違いがあり、18歳までの患者さんを小児歯科で診るところもあれば、障がい者の方なら20歳を超えても担当する場合があります。
小児歯科で重要とされているのは、お子様が安心して治療を受けられるようにするドクター・スタッフ側の技術、歯科を怖がるお子様とのコミュニケーション、そしてご両親の協力や歯科指導などです。
まだ乳歯の頃から専門家に口の中をケアしてもらっていれば、その良い状態は永久歯にはえ変わっても受け継がれるとされています。そのために必要に応じ、歯みがき指導を親子で行なったり、歯を強くするためのフッ素塗布をしたりしています。
当院では、お子様が歯医者というものを怖がらずに済むよう、院内をかわいい作りにしてお子様に喜んでもらえるようにしたり、キッズスペースを充実させたりしています。お子様への接し方にも注意を配り、いつでも楽しく通院してもらえるよう努めています。

何歳までが小児歯科?

小児歯科の対象年齢は、一般的には18歳までが対象とされています。
障害児においては、20歳までが小児歯科と位置付けている医院もあります。

小児歯科の治療方法

小児歯科の治療方法も、大人のものとそんなに違いはありません。
穴が開いてしまっているむし歯なら、削ってプラスチックや金属を詰めます。また、深くまでむし歯が入り込んでいる場合は、神経を取ったうえで金属冠をかぶせる、といった処置も行います。どの処置も麻酔を使用するため、大人の治療と同じくらいの時間がかかります。
「乳歯はどうせはえ変わるから」と思わず、きれいな乳歯を保つことを心がけてください。乳歯の健康はお子様の正常な発育にも関係していますし、きれいな乳歯は永久歯の美しさや歯並び・噛み合わせのもとになります。
当院では、小さいうちから歯を抜いたり削ったりせずに済むように、予防にも注力し、定期健診をおすすめしています。

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